龍頭山 照蓮寺 納骨堂
山号は龍頭山の浄土真宗本願寺派の寺。古くは定林寺と称し曹洞宗の禅寺でした。木村城城主竹原小早川氏の帰依も厚くその学問所となっていました。1603年、宗具が入山して真宗に改宗、西本願寺派になりました。頼春水一門などがここで学んだことから、菅茶山や頼一門の筆墨など多くの古文書類が保存されています。本堂、経蔵、鐘楼門、庫裏などを備え、名園“小祇園”もあります。また、境内には頼春風一族、塩谷志師、石井豊洲、木村好賢、エレキテルの初期実験者 橋本曇斉の墓もあります。
また、寺にある“高麗鐘”は、総高68.3cm、口径40cm、口縁の厚さ3cmの国の重要文化財です。小早川家が唐物貿易により寄進したといわれ、日本にある高麗鐘の中で3番目に古い峻豊4年(963)と陽刻されています。